水戸の農家さんに出会った話
旅2日目、3日目で水戸→大洗→鉾田→鹿島と移動しました。
優しい方々に恵まれ、比較的順調に進めています。
どんな道に立っていれば車が止まってくれやすいかなど、ヒッチハイクのコツも少しだけ分かってきました。
この2日間で印象的だったのは農業についてです。
茨城県は農業産出額が全国二位の農業大国。
車の中からの景色も広大な田畑が多く見られました。
そんな中水戸から大洗への移動で車に乗せていただいた、田中さんがトマトやお花の栽培をしているとのことだったので、お願いして見学してきました。
トマト「キャロルスター」
田中さんの奥さんは祖父の代から農業をされているとのことでしたが、ご主人は三年前に脱サラし、トマトを作り始めたそうです。
少し驚いたのが、トマトを農協に出荷するだけでなく、独自に販路を広げて販売もされていること。
Facebookや口コミで、直接買いたいというレストランやマーケット、個人客と繋がったそうです。
TPPが騒がれるなか、競走が激しくなると農協から自立した農家さんも増えるのかな?と農業については不勉強ながら考えました。
お土産にとトマトを1袋いただきました。道中大事に少しずつ食べていますが、すごく甘くて美味しいです。ありがとうございます!
ユーチャリス、クリスマスローズ
この2つ、どちらもお花の名前です。僕は今回初めて聞きました。
クリスマスローズは2、3年かけてやっと花が咲くので、とても根気がいるお花だそう。
ユーチャリスは最近は結婚式などで使われる高価なお花。
田中さんの祖父が日本で初めて自家栽培を始めたという。
当時お米を作っていたが歳をとるにつれ出荷が辛くなり、転作を考えていたところユーチャリスの存在を知った。
ユーチャリスの栽培はとても難しく、日本ではまだ栽培している農家はいなかった。
田中さんの祖父はそこに目をつけ、アマゾンから球根を取り寄せ栽培を始めた。
試行を重ね栽培を成功させた田中さんは、今では日本有数のユーチャリスの生産者となっています。
しっかりと周りを洞察して選択をすること、新しいことにも積極的に挑戦することの大切さを学びました。
鹿島を歩いていたときに見かけた農家の方の写真。農のある暮らしっていいなあ、と感じました。
鉾田市の深作農園で喉をゴロゴロ。
今日は明日人と会う約束があるので、つくば方面を目指します。